保育士実技試験で本当に大切なこと
- 辻田いずみ 香りのピアノ教室
- 3 日前
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〜合格の鍵は「正確さ」よりも「子ども目線」〜
保育士の実技試験が今度の日曜日に行われるそうですね。
過去に何人かの生徒さんがレッスンにいらっしゃり、
すべての方が一発で合格しています。
そこで合格するにはどうしたらいいのか、
その指針となる3つの視点をお伝えします。
保育士試験の音楽実技は、
ピアノをはじめとする演奏技術だけで判断されるわけではありません。
むしろ評価で最も重視されているのは、
「子どもに寄り添った表現ができているか」という点です。
① 子どもが楽しく歌える伴奏・歌になっているか
実技試験は「コンサート」ではなく、
保育の現場で子どもと一緒に歌う場面の再現です。
テンポは速すぎず遅すぎず、子どもが歌いやすいか
和音が多少簡単でも、歌を邪魔しない伴奏になっているか
歌の入りやすさが工夫されているか(前奏の工夫など)
これらは、正確な指の動きよりもずっと大切です。
つまり、保育士としての「子ども目線」がしっかり表現できているかが
評価ポイントになります。
② 声がはっきり出ているか
ピアノ(場合によってはギター)試験といっても
「弾き歌い」が求められます。
そのため、声の印象は合否に大きく影響します。
はっきりした声で歌っているか
歌詞が聞き取りやすいか
音程よりも、元気で明るい声が出ているか
実は、多少音程を外すよりも、
小さくて元気がない声の方が印象は悪くなりやすいのです。
「子どもをリードする保育士として歌えるか」これがポイントです。
③ 表情が楽しそうか
実技試験官は
「現場の保育士として子どもに接する姿勢」を見ています。
明るい表情は、保育士にとって大切なコミュニケーション力。
演奏が多少ぎこちなくても、
笑顔で丁寧に歌っていれば、全体の印象は大幅にアップします。
反対に、正確に弾けていても表情が硬いと
「現場での対応が不安」と判断される場合もあります。
ちょっとしたミスは大丈夫。
小さなミスは減点されても不合格にはならないはずです。
実技試験は「演奏会」ではなく「保育の実践」です。
左手の和音を一度外した
歌のタイミングが一瞬ズレた
前奏で指がもつれた
こうしたものは試験官も理解しており、
演奏全体の流れや保育士としての表現ができていれば問題ありません。
むしろ避けたいのは…
歌声が小さすぎる
表情が暗い・緊張で固まっている
子どもを意識していないテンポ・雰囲気
このような状態です。
まとめ:保育士試験合格の鍵は「子どもが主役」の表現力
保育士実技試験で求められているのは、
完璧な演奏ではなく、子どもと一緒に楽しめる雰囲気作りです。
歌いやすい伴奏
はっきりした声
子どもを安心させる明るい表情
この3つがそろえば、多少のミスがあっても合格に十分届きます。
練習では「子どもが目の前にいる」つもりで
歌いながら弾くと、表現力がぐんと上がりますよ。
保育士試験を目指す皆さんが、
自信を持って本番に臨めますように。
応援しています!
今年の試験は自力で頑張ってもらうしかありませんが
もし来年以降に合格するためのピアノレッスンを受けたい場合は
辻田いずみ 香りのピアノ教室へどうぞ


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