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ショパンとオーデコロン

ショパンとオーデコロン

雨音が響く季節、いかがお過ごしでしょうか。


毎週土曜日にお届けしている

オンラインピアノライブですが、

6月27日にはショパンの前奏曲第15番、

通称「雨だれ」を演奏する予定です。


この曲は、ポツポツと降り始めた雨が、

やがて激しい雷雨となり、

そして最後は静かに晴れ上がっていく情景を

描いた曲として広く知られています。


しかし近年、この曲の背景について、

ある興味深い「新説」が語られるようになりました。


それは、この曲が単なる天気の描写ではなく、

ショパン自身の「命の鼓動」であったという説です。 


恋人のジョルジュ・サンドと

療養地で持病の激しい発作に襲われたショパン。


そのとき、ジョルジュは不在。


中間部の重々しく恐ろしげなメロディは、

孤独な中での死を覚悟した

彼に迫りくる恐怖や苦しみ。


そして後半の静けさは、危機から生還し、

光を取り戻した安堵を描いているのではないか……。 


そう思いながら途切れることなく続く

「雨だれ」の音(変イ音)に耳を傾けると、

それが痛いほど切実な心臓の鼓動のようにも聞こえてきます。


さて、そんなふうに命を削って

作曲をしていたショパンですが、

実は大変な「おしゃれ好き」であったことをご存知でしょうか? 


仕立ての良い服を着こなし、

そして何より「香水」を欠かさない人でした。


彼が特に愛用していたのは「オーデコロン」です。 


現代でも親しまれているオーデコロンですが、

その原点は、ベルガモットやレモン、

オレンジなどの瑞々しい柑橘類に、

ローズマリーなどのハーブをブレンドした、

非常に爽やかで軽快な香りです。


生と死の狭間を彷徨うような

壮絶な体験を美しい音楽に昇華させながらも、

身の回りの美意識や、爽やかな香りを纏うことを

決して忘れなかったショパン。


その研ぎ澄まされた感性に触れると、

少し背筋が伸びるような気がします。


空がどんよりと低く、

心まで重だるくなりやすいこの季節。


 ショパンも愛した柑橘系の

爽やかなオーデコロンの香りを空間に漂わせながら

「雨だれ」を聴いてみてください。


曲の終わりとともに

雲の切れ間から光が差し込むように、

心の中の鬱陶しさがスッと

洗い流されていくのを感じていただけるかもしれません。


6月27日のライブでも、

そんな背景を少しだけ思い浮かべながら、

音の粒を楽しんでいただけたらと演奏します。


それでは、明日からの日々が

皆さまにとって健やかなものとなりますように。 

どうぞ、よい1日を。


◆──────────────◆


記事でもお伝えしたように、 

音と香りが重なり合った時の癒やしの力は、 

私たちの想像以上に大きなものです。


実は、香りが脳の感情を司る部分に届き、

 心身のスイッチを切り替えるまでにかかる時間は、

 わずか「0.2秒」と言われています。


「なんだか頭が疲れているな」 

「ホッと一息つきたいな」


そんな忙しい毎日のふとした瞬間に、

 この「0.2秒」の魔法を使って、

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 ご自身を労わる時間にお役立てくださいね。


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