夏休みこそピアノが上達するチャンス!子どもの練習を無理なく続ける6つの工夫
- 辻田いずみ 香りのピアノ教室
- 11 分前
- 読了時間: 8分

夏休みに入り、お子さんが家で過ごす時間も増えてきました。
学校があるときより時間に余裕があるため、
「夏休みの間に、少しでもピアノが上達してほしい」
と思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
一方で、夏休みは旅行や帰省、
イベントなども多く、
生活のリズムが崩れやすい時期でもあります。
毎日たくさん練習しようと決めても、
最初の数日だけで終わってしまうことも少なくありません。
大切なのは、長時間練習することではなく、
ピアノや音楽に触れる習慣を途切れさせないことです。
今回は、子どもが夏休み中も無理なく
ピアノの練習を続けるための工夫をご紹介します。
1.夏休みは「毎日30分」より「まずピアノの前に座る」
夏休みのピアノ練習で、
最初から高い目標を立てすぎる必要はありません。
「毎日30分練習する」
「夏休み中に曲を3曲仕上げる」
と決めても、予定どおりに進まないと、
子どもも保護者も疲れてしまいます。
まずは、
ピアノの前に座る
1回だけ曲を弾く
苦手な部分を一か所だけ弾く
右手だけ弾く
というように、始めるためのハードルを低くしてみましょう。
一度ピアノの前に座ると、
「もう少し弾いてみようかな」という
気持ちになることもあります。
たとえ短い時間でも、
ピアノに触れた日はしっかり認めてあげてください。
練習時間の長さよりも、
音楽に触れる習慣を作ることが大切です。
2.練習する時間をお子さんと一緒に決める
夏休みは学校がないため、
起きる時間や食事の時間が
日によって変わりやすくなります。
そのため、「時間が空いたときに練習しよう」と
考えていると、いつの間にか一日が終わってしまいます。
おすすめは、毎日の生活の中にピアノを組み込むことです。
例えば、
朝ごはんを食べたあと
学校の宿題を始める前
おやつを食べたあと
夕食の前
好きなテレビ番組を見る前
など、普段の行動とピアノ練習をセットにします。
「午後3時から練習する」と時間を決めるよりも、
「おやつのあとに弾く」と決めたほうが、
小さなお子さんには分かりやすいことがあります。
ただし、練習に向いている時間は、
お子さんの性格や生活リズムによって異なります。
朝に集中できる子もいれば、
夕方のほうが落ち着いて弾ける子もいます。
保護者の方だけで決めるのではなく、
「夏休みは、いつピアノを弾くことにする?」
と、お子さんと相談してみてください。
自分で決めた約束のほうが、
子どもも取り組みやすくなります。
3.練習する場所を一つに絞る
曲を最初から最後まで何度も弾くだけでは、
なかなか上達を感じられないことがあります。
取り組む場所を一つに絞ってみましょう。
例えば、
間違えやすい2小節
指が動きにくいところ
左手が難しいところ
リズムが分かりにくいところ
つい止まってしまうところ
などです。
苦手な場所を見つけたら、
最初はゆっくり弾いてみます。
両手で弾くのが難しいときは、
片手ずつに分けるのもよいでしょう。
短い部分を練習して弾けるようになると、
子ども自身も「できた」という達成感を味わえます。
ただし、曲によって練習したほうがよい場所や、
適切な練習方法は異なります。
レッスンでは、一人ひとりの演奏を見ながら、
どこをどのように練習するとよいかをお伝えしています。
4.ピアノを弾かない日も音符カードで譜読みの練習
ピアノの練習というと、
鍵盤を弾くことだけを思い浮かべるかもしれません。
しかし、楽譜を読む力を育てることも大切な練習です。
特に音符を一つずつ読むことに時間がかかると、
ピアノを弾く前に疲れてしまうことがあります。
そこで役立つのが、音符カードです。
ゲーム感覚で取り組めるため、
机の上でも音符を読む練習ができます。
≪音符カードの使い方≫
最初からカードを何十枚も使う必要はありません。
まずは、現在習っている音を数枚だけ選びます。
カードを1枚ずつ見せて、
音の名前を答える
ピアノで同じ音を探す
正解したカードを並べる
親子で答える速さを競う
といった使い方ができます。
毎日3枚から5枚程度でも、
繰り返すことで少しずつ音符に慣れていきます。
カードを見て音を答えるだけでなく、
その音をピアノで探すことも大切です。
楽譜の音と鍵盤の位置が結びつくと、
実際の曲も読みやすくなります。
5.帰省や旅行中はロールピアノも便利
夏休みには、実家への帰省や家族旅行を
予定しているご家庭も多いでしょう。
数日間ピアノを弾けないからといって、
心配しすぎる必要はありません。
ただ、長期間自宅を離れる場合には、
持ち運べるロールピアノを活用する方法もあります。
ロールピアノは、丸めて持ち運べるため、
帰省先や旅行先にも持っていきやすいという特徴があります。
≪ロールピアノでできること≫
ロールピアノでは、
鍵盤の位置を確認する
メロディーを片手で弾く
指番号を確認する
曲の音の並びを思い出す
音符カードで出た音を探す
といった練習ができます。
ただし、ロールピアノの鍵盤は、
本物のピアノや一般的な電子ピアノとは
弾いた感触が異なります。
旅行中に音や鍵盤の位置を忘れないための
補助道具として考えるとよいでしょう。
≪ロールピアノを選ぶときのポイント≫
ロールピアノを選ぶ際には、次のような点を確認しましょう。
鍵盤数
本体の大きさと重さ
電池やUSBなどの電源方式
イヤホンが使用できるか
スピーカーが内蔵されているか
音量調節ができるか
収納ケースが付いているか
ホテルや帰省先で使用する場合は、
イヤホンが使えるタイプが便利です。
6.ピアノがない日は「聴く・歌う・叩く」でも十分
帰省先や旅行先にロールピアノを
持っていかない場合でも、できることはあります。
例えば、現在練習している曲の演奏を
聴くことも立派な音楽の学びです。
曲を聴きながら、
「どんな速さかな?」
「どこが一番好き?」
「同じメロディーは出てくるかな?」
と親子で話してみるのもよいでしょう。
また、テーブルや膝の上でリズムを叩いたり、
メロディーを歌ったりすることもできます。
楽譜を持っていける場合は、
音符を指で追いながら曲を聴く方法もあります。
ピアノがない日にも音楽に触れておくと、
自宅へ戻ったときに練習を再開しやすくなります。
7.夏休み練習表やごほうびシールを活用する
目に見える形で練習の記録を残すと、
子どもの励みになることがあります。
カレンダーや練習表を用意して、
ピアノに触れた日にシールを貼ってみましょう。
ここで大切なのは、
長時間練習した日だけを評価しないことです。
例えば、
ピアノの前に座れた
1回だけでも曲を弾いた
音符カードを3枚読んだ
リズム練習をした
曲を聴いた
ロールピアノで音を確認した
という日にもシールを貼ることができます。
「練習=曲を最初から最後まで弾くこと」と決めつけず、
いろいろな音楽体験を練習として認めてあげましょう。
保護者の方は「練習したの?」を言いすぎない
夏休み中、保護者の方が
特に気をつけたいのが声のかけ方です。
毎日、
「ピアノの練習はしたの?」
「まだ練習していないの?」
と言われると、子どもにとって
ピアノが「注意される原因」になってしまいます。
練習を促すときは、
「今日の曲、聴かせてくれる?」
「昨日より弾きやすくなったところはある?」
「一番好きなところだけ聴きたいな」
というように、演奏に興味を持っていることが
伝わる言葉がおすすめです。
弾き終わったあとも、
「上手だった」
だけではなく、
「さっきより音がきれいになったね」
「最後まで弾けたね」
「難しいところを何回も頑張っていたね」
と、具体的に伝えてみてください。
上手に弾けたかどうかだけではなく、
取り組んだことを認める言葉が、次の練習につながります。
夏休みは「ピアノを嫌いにしないこと」が一番大切
夏休みは、普段よりたくさん練習できるチャンスです。
しかし、旅行や帰省、学校の宿題、家族の予定などもあります。
毎日予定どおりに練習できなくても、焦る必要はありません。
短い時間でもピアノに触れたり、
音符カードを使ったり、曲を聴いたりすることで、
音楽とのつながりを保つことができます。
夏休みの目標は、完璧に曲を仕上げることだけではありません。
「この曲が弾けるようになってうれしい」
「ピアノを弾くのは楽しい」
という気持ちを育てることも、大切な成長です。
お子さんによって、集中できる時間や得意な練習方法は異なります。
たくさん弾くことで伸びる子もいれば、
短い練習を何回かに分けたほうがよい子もいます。
当ピアノ教室では、お子さんの年齢や性格、弾きたい曲、
生活リズムに合わせて、無理なく続けられる練習方法をご提案しています。
夏休み中にピアノを始めてみたい方や、
練習方法にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。




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